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ネタ研究会 

アップダウンのネタ研究会に行って来ました。
今回で2回目の開催。
芸人が芸人の前でネタをやって、試すライブだそう。
好きな芸人さんのネタ構築の現場や方法論なんて、見たすぎる!
そう思って1回目も行ったのですが、
試すというより感想を言い合う程度。
アンケートも無くそういう意味では期待外れでしたが、
取り敢えずアップダウンのネタは観たいので、今回も行きました。

今回のゲストはラフコンと全力さん。(すいませんこのコンビ名は抵抗があるので言いたくないです…)
私はトリオになってから初のラフコンだったのですが、
あのネタはイレギュラーだと思いたい…。
置いてけ堀系のネタがボケとして楽しいというのは何となく分かるのですが、
ちょっとトリオのネタとして成立してない部分もあって、
ツッコミのパワーバランス的にも不安でした。
別にデカい声で怒鳴れという訳ではなく。

全力さんは今回知ったコンビなのですが、
とっても面白かったです!
構成も良くて演技力もあって、安心して観られました。
やっぱり、漫才も演技力があった方がいいと思います。
前回の錦鯉といい、この「私が知らないベテラン枠」が一番面白い。
SMAすごいなぁ。

最後はホストのアップダウン。
7年前に作ったというコント。
不幸体質の女性と、その部屋に入った空き巣という設定。
まさかの阿部くんの女装。笑
(皆ブスと言ってましたが、女装のクオリティが低いと思います…)
少女漫画の紹介風に言うと、
"彼氏に振られちゃって絶望して、部屋で自殺しようとする女の子。
その時止めに入ったのは、ストッキングを被った泥棒で…?!"
みたいな導入です。

なんでふざけたかっていうと、私的に色々無理なネタだったからです。
出オチはいいとして、その後泥棒は女性が結婚資金として貯めた200万を
持って帰ろうとします。
女性が不幸話を言う度に、何万か返す泥棒。
6股されてた上に本命じゃなかった→じゃあ1人1万で5万ね、みたいな。
いや…200万てリアルに高くて、笑えないよ。
しかも完全に詐欺とか搾取の構図。
最初に女性のモノローグで結婚資金も貯めてたのに振られた、と言ってたので
伏線回収なのは分かるんですが、そんな些細な伏線なら無くてもいいような。
せめて家賃の10万とかにしてほしい。

私は不幸続きだ! →君が原因じゃないの? と展開しましたが、無理があります。
親の工場が潰れたのも友達が借金押し付けて来たのも6股の浮気相手だったのも、
全部この女性が「原因」ではない。
隙があったのを「原因」とするのって、宗教とか自己啓発セミナーみたいで怖い。
しかもそれを言ってるのが泥棒という。

後半はカップルの痴話喧嘩に掏り替る展開。
分かりやすかったので、面白いと思います。
でも、喧嘩がヒートアップして出て行こうとする女性を、
泥棒が後ろから抱き締めたのは、ざーっと引きました…。
だって、本当のカップルになった訳でもなく、まだ泥棒をやめてない状態の人が抱き締めて、
泥棒に戻ったら…?
ブラックオチが多いコンビですし、何か怖いものが過りました。
周りの女性のお客さんも静まり返ってましたが、理由は分かりません。

多分、喧嘩に見立てて「ごめん、泥棒になんか入った俺が悪かった」
とか謝ってから抱き締めたら、あそこまで静まり返らなかったと思います。
あと、女の子の設定なのに思いっきり胸に手を回して抱き締めてたのも不味いのでは。
いや、私はフェミなんで気になる部分多めなのかもですが。

キャラも私の好みではありませんでした。
やっぱり阿部くんは、戸惑ってるときが一番輝いてて面白いと思います。笑
というか、このコントではツッコミですらなく、ボケる為の「誘導」役でしたし。
竹森くんの「自分のこと棚に上げキャラ」は大好きなのですが、
泥棒でそれをやられたらただの居直り強盗ですよ(´Д`;)
あの泥棒は弱くもダメでもなく、女性に返すお金をちょろまかしたり
原因は自分だと思い込ませるような狡猾な奴だったので、
終始不安で怖かったです。

本人達的には、ストッキングを引っ張る件りがテレビ向きかもってことで今回試したようですが、
劇場でも全然大丈夫な展開だと思います。
私はもう観たくありませんが。苦笑

前回のネタはそこそこ面白い感じだったのですが、
今回は倫理的に無理なものだったので、ちょっとガッカリです。
自分の考えを整理する意味もあって書きました。
コンセプト的に試作段階のネタを3本見せられるライブなので、
観客としてはなんだかもにゃもにゃします。
やっぱりアンケート欲しいな!

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Start 

この間、数年振りにアップダウンの単独に行って参りました。
レポというか、感想と自分の為のメモをば。

会場の雰囲気は何だかとてもアットホーム。
ネタに入る前になぜか前説ウェーブ。
50番台なのに最前列でしたし、
本人たちも「お笑いライブ初めての人が多い」と知っていたので、
関係者が多かったようです。

<サイエンジャー>
敵に掴まった博士と、助けに来たのに「ちょっとお願いを聞いて下さい」と言う戦隊のレッド。
「グリーンがブルー」って上手いこと言うとことか、しつこく助けてあげないレッドとか、
アップダウンの王道っぽい。
もう既定路線なのかブラックオチ。会場はウケてました。
私は…あそこまで追い詰めて助けてあげないのかぁ…とちょっと下がりました。
設定も展開もキャッチーで王道で、一本目って感じ。

<高倉>
面接を受けに来た口数の少ない朴とつとしたオジサンと、ファミレスの店長。
実はただの欲まみれのオッサンだった、というやつ。
フツウです。なんだかアップダウンの個性が無いというか、テンプレ感。

<暗殺>
仕事中の殺し屋とそのアシスタント。
寝坊したり道具失くしたり全身蛍光色だったりとダメアシスタントなのに、
棚に上げて殺し屋を追い詰める追い詰める。
今回の中では一番ですかねー。
阿部くんの追い詰められ方が、博士の時よりバカバカしくて良かった。笑
(博士はちゃんと正してて、殺し屋は戸惑ってる感じ)
でも例えがちょっと古い…。
30代前半でもよく分からないのってどうなんですかね。
あと、プラダのボストンバッグが気になって…。私物?
タイトルから予想はしてたけど、またブラックオチ。銃殺が多い!笑

<レギュラー満タンお願いします>
峠道で車がガス欠になったラッパーと、ガソリンスタンドの妖精。
これは昔観たコントのリメイクでした。
ビジュアル出落ちでラップ対決という、置いてかれ系の話。笑
こーいうのって、やっぱ置いてかれることに笑えばいいんですよね?

<漫才>
申し訳ないけどコレはちょっと無理でした。私の中の色んな倫理観が…ね。
「お父さん、娘さんを僕に下さい」って言い回し、嫌です。
最後の「他の人の子を妊娠してるのに、いいのか?」って件りも、
キズモノの…みたいな感じで…。
せっかくの上手い言い回しも霞んじゃいました。

<コントのその後>
各コントのその後の展開を、ふたりでナレーション。
ラジオっぽくて、今回で一番楽しかったです。
竹森くんが追い詰める人を「性格の悪さが災いし…」と言ってたのが、
なんか意外でした。自覚あったんだーと。
いや、憑依タイプだからね…。

<エンディング>
竹森くんが一曲歌うことに。歌ってる時の会場の雰囲気が本当に宴会みたいでした。
阿部くんは「ここまで積み重ねたもの全部崩すねー」とか、歌い出す頃ハケたりとか、
終始距離を置いてる感じ。
先月のルミネ新喜劇では一緒に太鼓叩いたり、CDの告知や手売り手伝ったりとかしてたのに…。
TPOに応じて? なのかな?
あと、DVDの物販あるって聞いて白目剥きました。
あんなに苦労したのに…。(記事「ストレートが届くまで」参照)

ものすごく私事ですが、竹森くんに「そんな冷たい目しないでよ」と顔をいじられました。
そう言われたのは二回目っていう…。苦笑
とにかく彼の怖い顔ゾーンに入ってるようです。
握手してもらっちゃってすみません。

こんな感じです。長くてごめんなさい。
私はアップダウンのネタで好きなものがとーっても多いので、
イマイチなものにはちょっと厳しくなりがちかもしれません。
もっと面白いはずじゃん! みたいな。
あと、幕間とかトークとかが無かったのが、淋しかったです。
彼らはそこに沢山のときめきがあるのになぁ…。

なんか、自分の感情的に混沌としたライブでした。

ストレートの感想 

どうにか執念で入手したアップダウンのネタDVD。
漫才1本にコント5本とはすごい。
やっぱり気合が入っているのかな。
早速ドキドキしつつ再生。

ん?
なんか観たことある。
あれ?
これも…。

ネタ6本中、5本が既出のネタでした。

私が彼らのライブに足繁く通ってたのなんて、もう5年は前なのに。
自信のあるネタの寄せ集め?
個人の好みもあるでしょうが、私としてはちょっと微妙。
もっと爆発的に面白いコント、何本もあったんじゃ?
ボクサーとか、中坊とか、神父とか…。
しかも下手したら10年くらい前のネタだから、
価値観が古いのもある。
何でこれにしたんだろう。

あ、既出と言っても、漫才と立てこもりは好きなネタです。
ブス連呼は辛くて笑えないですが。苦笑
KOCの準決より面白くなってました。
(アップダウンのコント動画が落ちてなくて観たすぎて、
その為にKOCのDVDを買ったのです…)

でも最後のネタは、良かったです。
しょぼい悪の軍団と、売れない芸人を重ね合わせた、
ちょっとほろりとするコント。
締めの感動コントとメタが苦手な私が、いいな、と思いました。
もちろんファンだからってのもありますが、
さじ加減が上手いんじゃないかと思います。
感動パートになってもちゃんと笑える。
私はそれが欲しかったんだなー。

アップダウンのネタって面白さ以外にワンダーがあって、
見落としてたものに気付かせてくれる瞬間があります。
初めて観たネタもそうでした。
久々に、このネタはそんな感じでした。

最後の新作ネタの良さに引っ張られて、
そっかーまぁ良かったかなーなんて、
まんまと絆された感じです。笑


ストレートが届くまで 

アップダウンの単独ライブのDVDが発売されていることを知りました。
彼らのネタが映像化されていないことをずっと残念に思っていたので、
もちろん欲しい! となりました。
(形になっているのは歌のDVDだけ)

けれどその宣伝が書かれていたのは、事務所ではなく、あるイベント会社のHP。
通販の受付はその会社のみらしい。
事務所に所属してるのにそんなのアリなのか? と思いつつ、書かれてるメアドに問い合わせ。
しかし待てど暮らせど返事は来ず。
よく見るとHPの更新は去年で止まっている。twitterも然り。
まさか終了した会社の浮遊霊HP…?

不安になりつつ何回もメールを再送して約一か月後、ひょっこり返事が。
何故遅れたのかの説明は無かったですが、その後の対応は早かったです。
代金を振り込んだ翌日に発送の連絡。
「茶封筒で発送しました」
え? 宅配便とかじゃないんだ。何か不安。

なんかそういう時の勘って当たるもので、
茶封筒の中にダイレクトに入れられたDVDが届きました。
緩衝材一切無し! 壊れたらどうすんだーーー

まぁちゃんと動いたからいいけどさ…。
パッケージを見ると、どうやら事務所制作ではない、
インディーズDVDのよう。
なんかまぁ、納得です。

そんな心理的に長い道のりを経て、やっと『ストレート』を入手致しました。

むかしもえ 

お笑いリバイバルの話です。

別に新しい芸人さんにハマるわけでもなく、昔好きだった人達の動画とかを漁って楽しんでます。
その延長で、今更news(よしもと)の本を買ってしまいました。



どうでもいいけど誤字多すぎ。笑
メンディングも見えちゃってるところが結構あるし。
その雑なところも15年前の本って感じです。

ユニット時代の風景が垣間見えればいいなーくらいの気持ちで買ったんですが、
井本ちゃんと阿部ちゃんの仲が良すぎてバビりました。
写真撮り合ったり髪型整えてあげたり。
公式でこんな…イヤイヤ。
写真見て萌えるなんてひっさびさの感覚です。

その頃は阿部ちゃんが一番人気だったらしいのですが、
その時代を知らない私は正直信じられませんでした。笑
だってメンバーにライセンスがいるのに!
男前ランキング上位常連だったあの二人が!
でもその本を見たら扱いが男前枠だったので、事実だったんだと納得しました。
割くページも多いし、写りの良い写真ばっかりだし。
しかし顔面だけを見ると、やっぱりライ様の方が整ってると思うんだけどなぁ。
なんだろう。ヤカラ感が強すぎたのかな。笑
まぁいいんですけどね。みんな可愛いし。あーあ。

当時だったら薄い本とかあったんですかね。
うわーー見たかったぁぁー。
2016年に何を言ってるのか。笑
無利益な萌え。

でも昔萌えも意外に楽しいです。
再発見があったりして。
芸能のファンだと最新の状態を好きでいることを求めらがちですが、
○○の頃が好きだったー、とかでもいいと思うんですけどね。
だって、ミュージシャンだったらthirdアルバムの頃が好きだった、とか
ありますし。
全部なんて無理ですよ~。

そういやライセンスのDVD観たらほんとに節分の鬼やっててびっくりしました。
どんだけあの先輩が好きなんだ…。

色んな萌えがあります。はい。


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月岡朝海

Author:月岡朝海
創作の小説で同人誌などを書いております。
ぽつぽつ活動中。
インフォメとか、日々思ったこととかを書いてます。

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