以前好きだったBluemofyouthってバンドが活動を再開して、昔の曲のリテイクアルバムを出してたので、聴いてみました。
まぁ再録って往々にしてそうだと思いますが、昔のテイクを越えるものは無かったですね。苦笑
技術面では向上してるのかも知れませんが、私は音楽の技術に詳しくないので、よく分かりません。
(昔ドヘタでべらぼうに巧くなってたら別ですが、このバンドは昔から普通に巧かったので…。)
アレンジの差異に囚われすぎて、曲の世界観を見失ってるように思います。
好きっていうのもありますが、特に気になったのは「Lovebutterfly」と「君と僕と約束」の2曲。
「Lovebutterfly」は孤独の中で切迫して、少し病み気味に愛する人を求める、刹那的な歌詞の曲です。
それを力強く発声良く歌い上げるとは…。
しかも混入してる電子音も何かチープ。。。
間抜けだし生命力に満ちてるし、大事な切迫感や幻想性は何処へやら…。
「君と僕と約束」は恋人と離れて暮らすようになった男性が、都会の暮らしに失望しつつも何時かの再会を信じる、切ない歌詞の曲です。
それにスケール感の出るストリングスを合わせるなんて…。
宛のない希望にすがる儚さが台無しです。
ずっと歌ってると、そういうことも分からなくなっちゃうんですかねぇ。
作品に対する客観性を持つのは難しいことなんだな、と改めて感じました。
ではまた。
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