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秘密の花園 

最近新しい小説を全く読んでおらず、自分の中がとっても枯渇しているように感じたので、
「本屋に行かなくちゃ!」と半ば熱い義務感に駆られて近所の本屋へ赴きました。
そして買ったのが、三浦しをんさんの『秘密の花園』。

同じ女子高に通う友人三人の、それぞれの視点で描かれた連作短編。

この年代の切迫感とか残酷さとかが、よく描かれていると思います。
設定とかも無駄が無い。
何と言うか…ドカーンと来ました。
多分、私が欲していたものとチャンネルがピタッと合ったんだと思います。

シンパシーで胸が詰まって泣いたり(最近泣いてばっかりかよ)、
読み終わった後は創作意欲の熱で眠れなかったりしました。

私は「洪水のあとに」が一番好きです。
センセーショナルな終わり方ですけどね。


ではまた。



秘密の花園 (新潮文庫)秘密の花園 (新潮文庫)
(2007/02/28)
三浦 しをん

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また 

友人に誘われて、レミゼの映画を観て参りました。

数日前に人からひどい言葉を言われて心が荒れていたので、
最初は「重い映画を観る気分じゃないなぁ…」とか思ってたんです。
でも折角だし気分転換とか創作の刺激になるかな、と思い直して行くことに。


初めて、ラストシーンで涙が零れました。
映画を余り観ないっていうのもありますが…。

感動というのかも知れませんが、「素晴らしい」という意味とはちょっと違います。

嬉しくもあり、哀しくもあり
心強くもあり、儚くもあり
そして奮える反面、切ない。

そんな様々な想いがごちゃ混ぜに去来して、涙が零れたんです。
でもその反面、それに戸惑っている自分もいました。
何かもう、私の意思なんてお構いなしに、
感情が渦巻いて涙を流させて去って行った感じ。

やっぱりそれを感動っていうのかしら。苦笑
でも一言で片付けられないなぁ。


細部に渡ってきちんと作り込まれていて、それがしっかりしているから入り込めるんだと思います。

誘って貰えて良かったです。


ではまた。

最近気になる言葉 

「ほぼほぼ」

ほぼが九割なら、これは九分九厘、って意味合いですよね。
でも二回目のほぼは賑やかしな感じがします。
ギリギリはギリって略したりするのに不思議。


「こっくり」

色合いとかペーストとかがまろやかで濃い目、ってことですよね。多分。
自分では全く使わないので掴みきれてません。
何をどうしている状態を指しているんだろう??
何か漠然とし過ぎた形容であんまり好きじゃないです。
幼児語っぽいニュアンスも感じるし。


「○○無い」

例えば、じゃ無い、歩か無い、黒く無い…など。
こういう動詞、形容詞とかの否定形って漢字じゃないですよね…。(起源は漢字なのかもですが、現在の意味では)
だって、黒く有るとか言わないし。
最近バラエティの字幕で横行しててモヤモヤします。
中二オタクじゃないんだから、何でも漢字にしないで欲しい。苦笑



何となく個人的に気になります。
新しいなぁ、馴染めないなぁ、変だなぁ、とか思う新出単語ってありますよね。
大体は時の流れに諦めてしまうんですが。。



ではまた。

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月岡朝海

Author:月岡朝海
創作の小説で同人誌などを書いております。
ぽつぽつ活動中。
インフォメとか、日々思ったこととかを書いてます。

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